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執筆者の写真L'escargot Design

新しいチャイルドケアサービス「スポーツシッター®」〜パンフレット制作例




今年はいつにも増して新たな場所へ出かけた年でもあり、また、新しいご縁ができた年でもありました。東京都中小企業振興公社の登録情報からお声がけをいただいて、作成したのがこちらの「スポーツシッター®」のパンフレット。 「スポーツシッター®」というのは、スポーツ(運動指導)とキッズ&ベビーシッターを合わせた新しい形のチャイルドケア。預けている時間に運動指導をしてもらえるという一石二鳥のうれしいサービスで、スポーツメニューとシッターメニューからの組み合わせが自在なセミオーダーシステムを採用しています。

送迎と屋外スポーツのみにしてしまえば鍵を預ける必要もなく、自宅に人が入るのに抵抗があるご家庭でも頼みやすい、という利点もあるそうです。もちろんご希望次第で、家の中での宿題の見守りや寝かしつけなどもしてもらえます。シッターさんが全員、保育士や看護士などの有資格者というのも安心。 運動指導つきシッターサービスと言っても、運動が得意な子ども向けのハードな内容というより、むしろ苦手な種目をやさしく教えてくれる、子育ての悩みに寄り添う、というところに、経営理念が現れています。今年は子育てにまつわる状況などを聞く機会も多かったのですが、公的なものだけでなく、こうした民間のサービスの充実も様々な条件の女性(男性も)が働く環境を整える意味で、今後ますます重要になってくるのではないかと思います。

また、こちらでは資格や能力、経験を持ちながら、家事・育児などでフルタイムで働けない保育士、看護士、栄養士、介護福祉士などのセカンドキャリアも応援していて、シッターさんの募集も随時行っています。違う角度からも、子育てやワーク・ライフ・バランスを応援しているんですね。 初めてのお客様ということもあり、まずはじっくりとヒアリングを行いました。そして、それに基づいた手描きのラフによる構成案のご提案から1案に絞り込み、そのあと、実際に具体的なデザイン作業に入ります。

デザイナーに制作を依頼するというと、文字や写真をセンスよくきれいに並べることや、色やアイコンを思い浮かべる方も多いと思いますが、どういう順番で何を見せていくかを間違ってしまうと、いくら美しく仕上げても肝心なことが伝わらないものになってしまいます。デザイン前のヒアリングや、情報をご提供いただくということはかなり重要です。こうして課題やご要望、状況をうかがいながら、魅力となる部分を引き出していくこの過程はカウンセリングと似ているかもしれません。また、一方通行ではなく、適宜、確認・調整しながら詰めていく、というのもとても大切。 今回の課題は、他にない、新しい概念のサービス内容やその魅力が、パンフレットを手に取る方にきちんと届くようにすること。同時に、打ち合せの際にも感じた、代表の落合様の気さくで誠実な人柄や思いが伝わるようにすることでした(お客様アンケートでも、選ばれる一番のポイントはシッターさんの人柄だとか!)。 表紙や色、全体のトーンは、ロゴやスポーツイメージから展開し、写真を多めに構成しました。 スポーツシッター® HP パンフレットを気に入っていただいて、ホームページの一部改訂もご依頼いただきました。 トップページなどをパンフレットのイメージに合わせ、内容も一部変更しました。

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