今まで、洗濯にはスーパーやドラッグストアで売られている普通の合成洗剤を使っていたのですが、先日、思い立って洗濯石けんに変えてみました。
きっかけは通販のカタログで見つけた「ふわふわな仕上がり」というキャッチコピーと、新しくなったパッケージ。
環境や人に優しいと言われる洗濯石けん。実は以前、一時期使っていたことがありました。でも最初に水に溶いてから投入していたのにもかかわらず、溶け残りがあったり、なんとなくゴワゴワしたりで使い勝手が良くなく、結局いつの間にか普通の合成洗剤に戻ってしまっていました。
ところが強烈な香りが洗濯後も残る洗剤をうっかり買ってしまったことがあり、それからというもの、いろいろなことが妙に気になるように…。
そんな時にふと目にした新パッケージに、もう一度試してみようかなという気にさせられました。
買ってみると確かに前よりずっと、ふわふわな仕上がり。使い方も少し簡単になっていて、溶け残りもありません。そしてなぜか、なんとなく気分もいい。
正直なところ、前と同じ商品だったのか定かではないですし、もしかしたら新パッケージでもなかったかもしれません。それでも、特にすごくおしゃれなわけでもない、でもなんとなく期待感を持てるような雰囲気の、新しい(と思われる)パッケージに目を止めていなかったら、買うことはなかった。
使い心地や成分のグレードアップに合わせたパッケージリニューアルはまさに王道。本来なら使わなくてはわからない変化を、視覚的にわかりやすく訴える=気づかせることができます。
デザイナーとしていつもは訴求することを考える側ですが、自身の購買行為からパッケージリニューアルのメリット=使命について改めて考えさせられた出来事でした。
※このコラムは、2019年7月5日掲載「マイベストプロ東京」藤原ユカコラムより加筆修正して移行しました。
レスカルゴデザインオフィス 藤原ユカはデザインや販促の専門家として専門家派遣事業に登録しています。業務案内やパンフレットをつくりたい、新商品のパッケージをつくりたい、ロゴを考えたいなどのほか、ご希望に応じて、複数のツールの使い分けやSNSの導入など、総合的なアドバイスも合わせてさせていただきます。通常のご依頼のほか、こちらもぜひご利用ください。
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