K you smile 様ご自身で作成された三つ折りパンフレット
東京都中小企業振興公社 専門家派遣事業をご利用いただいた K you smile様への支援が、このほど完了となりました。
ご依頼いただいたのは、昨年開設したHPのフォローアップと、パンフレットの作成へのアドバイス。当初5回の設定でしたが、深堀していくうちに事業内容自体の見直しもされて、一年間の限度いっぱいの8回に途中延長となりました。
K you smile様の事業は、“お片づけを通して子育て支援”がテーマ。近頃ますます増加している印象のお片づけサービスですが、練馬というローカルな場で子育て中のママに特化したユニークさがポイント。ローカルならではの特色を生かして、お子様連れOKのご自宅でのサロンやお片づけ相談、駅近のカフェで行う気軽なお片づけサロンの他、近隣の企業・団体への出張セミナーなども行っています。
主宰の三浦さまご自身も3人の子育て中ですが、信じられないほど片づいた空間を目の当たりにすると、説得力があります。
そんなK you smile様ですが、創業以来、きちんとしたパンフレットをつくるのは初めて。
パンフレットを制作するというと、最終的な見た目の部分に意識が行きがちですが、デザインの第一歩は情報の整理と設計。最終的な仕上がりはプロのようにいかなくても、設計がきちんとしていれば必要な情報がちゃんと伝わりますし、安心してみることができます。設計するには特別なソフトがなくても、もっと言えばコンピューターすら必要ありません(手描きだって良いのです)。でも、だからこそごまかしがきかず、実はここが一番難しい。
今回の支援では、使用目的から配布方法、パンフレットのターゲット設定の検討、それによる仕様決定から始まり、具体的に掲載内容の取捨選択、位置関係、コピー(文章)のトーンなど、順番を追って都度アドバイスさせていただきました。
制作だけでなく、ご自身で選定された印刷会社へのサンプル請求や、紙の選び方や発注時の注意点、データ作成などもフォロー。すべて、ご自身で行っていただきました。
また、一連の流れの中で、講座告知のチラシや名刺についても簡単にアドバイス。配置を少し整理するだけでもかなり見やすく、わかりやすくなるものです。複数のツールがある時は、きちんと役割分担をさせることも重要です。何を言って、何を言わないのか、そんなお話もさせていただきました。
HPは業務全体や創業者の思い、ひとつひとつの説明を比較的詳しく伝えることができますが、「パンフレット」=印刷物となると、スペースも限られますし、伝えたいことをギュッと凝縮したり、用途を熟慮して内容を思い切って省いたりすることが必要になります。印刷物に限ったことではありませんが、相手の視点に立ったアプローチもより重要になります。それを突き詰めていくうちに、K you smile様も結果として、メニューそのものを整理することにつながり、力を入れていくところを決めていかれたようです。
最後にパンフレット制作で出てきたメニュー改訂をHPへ反映。
こちらもコツなどをお伝えし、ひとつひとつクリア。支援終了後にモバイル用の画面をアドバイス抜きで完了し、今後もご自身で対応できるようになっていただけました。
できたてのパンフレットは、納品日にちょうど開催された「練馬ビジネスチャンス交流会」でお披露目。ピンクの表紙はとても目を引き、参加者の皆さんにも好評だったようです。展示映えもバッチリで、お店等に置いてもらった時も可愛く目立ちそうな仕上がりになりました。
→当日の様子はK you smile様のブログで。
余談ですが、次回までにと資料集めや項目の“整理”をお願いすると、見事に資料を仕分け・用意されていて、初めてとは思えないほどでした。整理収納の考え方はデザインと共通するところがあるのかもしれません!ご支援中にいろいろと新しいアイディアも飛び出して、今後の事業展開も目が離せません。
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専門家派遣事業は、中小企業が抱える様々な課題を解決するために、公社に登録されている専門家を派遣するという事業です。中小企業診断士、社会保険労務士、税理士などの他、ITコーディネイターやデザイナーも登録しています。対象企業や支援内容など、詳細は東京都中小企業振興公社HPをご覧ください。
「藤原ユカ(登録番号1182)」で登録されています。 ●練馬で子育て&お片づけ「K you smile」
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※お客様の許可を得て掲載しています。
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