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執筆者の写真L'escargot Design

ホームページ英語版公開。英語版制作にあたって気をつけたことと頼りになる助っ人の話。



こつこつとすすめていたホームページの英語版ができ、公開しました。 英語版制作にあたっては日本語版をそのまま英訳するのではなく、英語を母国語とする人が見ておかしくない表現になるように、イギリス人のAndiにきちんと直してもらいました。

レスカルゴが応援しているライブに来ていただいた方にはおなじみのAndi。元々はイギリスでカセットレーベルTrash City主宰の他、著作や雑誌への寄稿もしていましたが、現在は英語を教える傍ら、Trash Cityを東京で復活させて、国籍ミックスのミュージシャン5〜6組によるマンスリー・ライブイベントLive From The Kitchen Discoを主催。また、雑誌のコピーも書くなど、かなりの多才ぶり。こうしたライティング経験に加えて、学生時代にデザインを勉強していたせいか、デザインや広告のことも、いろいろと話が通じやすいのです。先日の池ポスでも、外国人旅行者向けのポスター制作でヘルプを頼みましたが、外国人の立場から、こちらが気づかないこともたくさん指摘してくれて大助かりでした。 今回も、正しく通じる英語ということに加えて、奇異に見えないかとか、ちゃんと意図が伝わるかとか、(もっというとバカっぽく見えないかとか)そんなことも細かく指摘を受けながらの作業になりました。場合によっては全く違う表現になることも。 例えば冒頭、日本語のトップページにあるのが「ロジカル×チャーミングなデザイン」。でもこの「チャーミング」というのが違和感があるしどうも軽く見えるらしい。この言葉は他に意味的にはピッタリな候補もあって実は私も迷ったのですが、日本人でもわかりやすいキーワードとしてあえて選んだものでした。日本人のための英語使い。良く見かけるし、私も(できるだけおかしくないようには心がけますが)時々使います。その辺のことはAndiもよくわかっているのですが、外国人向けとなると話は別。そこで、どうしてこういうフレーズにしたのかを説明して、出てきたのが「The art of communication」。

カッコ良くて気に入ったものの、逆にカッコ良過ぎてちょっと照れくさいのですが、外国人向けにはこのくらいハッキリ言い切ったほうが良いのかも、とアドバイスを聞き入れることにしました。それに「アート」は日本人には「芸術」とすぐに思い浮かびますが、他にも技術、スキルという意味があるので、そっちのほうだという説明にとても納得。他に日本語の内容そのままの詳しい訳がなんとなく弱気にうつるところもあるらしく「これは言う必要はあるのか、いらないのでは」などと鋭い指摘の数々。そして、逆にここはきちんとした説明を入れたほうが良い、という箇所も。 また、画像についても思わぬ指摘がありました。日本語のABOUTページにあるメディア・ユニバーサルデザイン・アドバイザーの写真。これが英語版にもあると、写真の中にある略称の「MUD」には英語でひどい意味があるため、とても奇異に映るのでやめたほうがいいと。MUDについては以前にも指摘されていたので英語の文章内では正式名を心がけていたのですが、写真の中までは気づかず、ハッとしました。 Facebookをご覧いただいている英語のわかる方にはバレバレですが、Andiの助けもあって、こちらは私の英語能力をはるかに超えるものができました。


Facebookはライブ感を大切に(ということにして)多少おかしな英語には目をつぶっていただく、ということで英語併記にしていますが、一応、意味は通じている(らしい)ので、ご勘弁を。


意味が通じてるあたりでどんどん使わないと、いつまでたっても使えないし上達もしないので(言い訳なのですが!)……日々勉強です。でもそのおかげでレスカルゴのFacebookページでは世界中のいろんな国でファンになっていただいたりしているので、“おかしな英語”も侮れません。


ただ、正式な印刷物やホームページは、やはりきちんとした文章であるべきだと思っています。 曖昧さのある日本語を英語にする時には、いろいろとするどく指摘・聞き取りされるので、自分の仕事について再確認する良い機会でもあった気がします。


また、英語にすることにより表現が(強く)ハッキリして来たので、それにあわせて色使いも少し変えることにして、明るいビタミンカラーは抑えめに、モノトーンを際立たせました。


日本語版は英語版よりちょっとカラフル。

最後に、英語版は当初、最低限でスッキリというつもりだったのですが、つくっていくうちに随時情報を補充できるページの必要性を感じました。それで思いついたのが、ずっと放置していたTumblrを英語ブログとして復活させること。日本語のブログに代わる英語版のTopicsページにすることにしました。


SNS等のサービスはひとまず試してみることも多く、増えすぎてしまったアカウントも独自の役割を持たせるなど整理したほうが良いのかなあと最近思っていたので、そこもひとつ、解決できました。

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(イギリス・バース生まれの音楽レーベル。アルバムがフリーダウンロードできます)

(新宿御苑前レストランパペラでのライブイベント)



 

レスカルゴデザインオフィス 藤原ユカはデザインや販促の専門家として専門家派遣事業に登録しています。業務案内やパンフレットをつくりたい、新商品のパッケージをつくりたい、ロゴを考えたいなどのほか、ご希望に応じて、複数のツールの使い分けやSNSの導入など、総合的なアドバイスも合わせてさせていただきます。通常のご依頼のほか、こちらもぜひご利用ください。

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