青山一丁目にあったデザイン事務所から独立して、レスカルゴを立ち上げたのが2002年。早いもので、今年で18年になります。
他のディレクターや、コピーライター、イラストレーターなどと一緒に仕事をすることもありますが、皆それぞれの場所で作業をして、連絡を取り合ってすすめています。
つまり言ってみれば、この間、ずっとテレワーク状態。
新型コロナウイルスによる非常事態宣言、東京アラートが解除され、徐々に日常に戻りつつありますが、一時期は世の中、リモート会議ばやりなのを、少し不思議な気持ちで見ていました。と言うのは、テレワーク状態のこの18年、リモート会議というものをほとんどやったことがなかったのです。例外はお客様の所へ打ち合わせにうかがった時に、京都の本社の方とはリモートで繋げてお話をした時。
通常はメールでのやり取りと、時々かける補足のための電話で、ほとんどの物事はどんどんすすみます。
初見のお客様との顔合わせや、案件の最初の打ち合わせ、その他必要な時には、要所要所で直接お会いしますが、レギュラーの仕事であれば、一度もお会いせずに最後まで行ってしまうこともしばしば。
中には、数年前、初対面でお会いしたのみで、その後一度も顔を合わせずに何年もお付き合いのあるお客様も!(道ですれ違ってもお互いわかりません!)
なので、リモート会議は直接集まるより疲れるらしいなどという記事を見ると、そんなに疲れるなんて、いったいどのくらい必要なんだろうか?と少し心配になってしまいます。
とは言え、この時期、限定的ですが、スカイプでのやりとりも始めた実感から、電車に乗って出向かずに顔を合わせて話ができるというのも、(内容によると思いますが)なかなか効率の良いものだなあ、と思ったりもしています。
もしかしたら人との接触が減っている今だから思うことかもしれませんが、単純に、やっぱり表情が見えるというのも良いものですよね。
特に支障はないけれど、感染者数も再び増加の傾向を示していますし、何かしらうまく活用できるのかどうか、少し真剣に考えないといけないのかも…。
また、今回多くの方がリモートワークを経験されたことで、個人で仕事環境を整えて維持していくことがそう簡単なことではなく、費用もそれなりにかかっているということに、理解がすすんでくれると良いなと、そんなことも思ったりしています。
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